すらいむがあらわれた

こまんど >  たたかう  にげる

不合格でした

XMLマスター:プロフェッショナル試験は不合格でした。
合格得点は80%のところ正答率70%。50問の問題のうち15問を間違ってしまったわけで、予想よりも悪い成績にがっくり。

セクションごとの正答率
XML処理システムの構築概要 100%
XSLT 50%
DOMプログラミング 60%
SAXプログラミング 60%
Webサービス概要 80%

仕事でつかっているXSLTとDOMが足を引っ張った形です。得点源にできるかと思ったが、試験と実務は違うという罠に見事引っかかってしまいました。

各セクションごとの問題についての感想です。ベーシック試験は問題の大半がXMLに関するものに偏っていましたが、プロフェッショナル試験では各セクションごとに10問づつになっていました。

  • XML処理システムの構築概要

別にXMLに限らなくてもシステム構築に関しての常識がわかっていれば解答できる問題ばかりです。

namespaceつきのXSLTがあたりまえに出ます。
実務ではありえないような妙なXPathが出ました。他、空白文字のみのテキストノードの処理について。テンプレートルールの競合について。
家に帰ってインプレスの参考書をじっくり見てみると試験問題によく似た例が解説されていた。参考書の読み込みが足りなかったな。

それから、試験問題ではXMLのタグが改行されていなかったり、XSLTを別ウインドウで表示したりして読みにくいことこの上なかったです。
あと、どの問題を間違えたのだろうと考えていたところ、どうもとんでもないポカミスをやらかしたらしいことに気がつきました…。

  • DOMプログラミング

仕事ではC#でDOMプログラミングをしていますが、これが裏目にでました。C#のDOMではW3Cの仕様の他に便利なメソッドをたくさん追加しているのです。ある問題の選択肢にSelectSingleNode()があって選んでしまった…。これ、マイクロソフトが拡張したメソッドだった。orz
それからNodeインターフェイスという用語が出てきてもピンとこなかった。どうしてもC#のコードで考えてしまってDOMの仕様での考え方が理解できていなかった。

  • SAXプログラミング

正答率60%は勉強が足りなかった結果だけれど、問題はDOMに比べると優しい。参考書レベルの知識をきっちり覚えていれば正解できる問題でした。
出た問題は、
DefaultHandlerはどのパッケージに含まれているか。DefaultHandlerが実装しているインターフェイスはどれか。DTDにELEMENT宣言が欠けている場合ErrorHandlerはどのエラーを返すか。非検証型のパーサで処理する場合にContentHandlerのメソッドがどんな順番で呼ばれるか。parserメソッドはどのインターフェイスにあるか。
みたいな感じ。

かなり試験の該当範囲が広くて、いったいどんな問題がでるのかと思っていましたが、本当にSOAP,WSDL,UDDIなどの表面的な知識を問う程度のレベルでした。

こうしてまとめてみるとやっぱり勉強不足ですね。インプレスの参考書はよくまとまっています。参考書の範囲に限って勉強していればよかったです。仕事でXML関係のことをいろいろやっていると、あれも大事これも出そうなどど考えてしまって結局ヤマをはずしてしまうようです。

私の勤務先は資格手当も報奨金も受験料負担もいっさいないので、受験はすべて自腹。15000円の損失は痛い。
はぁ。
リベンジするか、どーしようかなあ。