すらいむがあらわれた

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人間関係がニガテでもうまくいく天職ガイド

mixiのマイミクさんの日記のコメント欄で「製造業が工場を海外に移したから内気な人が工場作業員の仕事に就けなくなってしまった」「データ入力の仕事が女性だけなのは差別だ」「『コミュニケーション力がいらない仕事』という本を出せば評判になる」など書き込んでいる人がいて、そういう本があったらオモシロいなとAmazonで検索をかけたらこの本が見つかりました。

人間関係がニガテでもうまくいく天職ガイド

人間関係がニガテでもうまくいく天職ガイド

かなり現実的な本です。
漫画家、陶芸家などの芸術職から旋盤工、鳶職などの職人まで多数の職業が載っており、どんな仕事か、どうやって就職するか、給料はどのくらいかなど記載されています。
実際にはまったく人と関わらずできる仕事なんてありません。自分がどういう人付き合いなら我慢できるか見極めてなるべく向いた仕事につくしかないです。
中高生〜ぎりぎり大学生で、自分は内気で人と接する仕事に自信がないと思っている人には、将来の仕事を考える上で参考になると思います。それ以上の年の人には難しいかも。人とあまり接しない仕事はたいてい狭き門です。若いうちからの準備がないと、人と接せず、きつくなく、給料のいい仕事にはつきにくいということがこの本を読んでいるとよくわかります。特にステータスがありそうで給料もそこそこの仕事ってその仕事にありつくまでに学校に行ったりコネをつくったりしなきゃいけなくて、「人間関係がムリ!」という人は就職できなさそう。あと芸術関係の職は「弟子入り」が必要なことがおおくてこれも人間関係が無理な人はできなさそう。
それにしても・・・旋盤工や家具職人など技術職の人の収入の低さにびっくりします。「手に職」といいますがそれは正確ではないと思います。やはり「手に資格」ですね。

執筆者の方の一人がはてなダイアリーを書いてました。
廣済堂出版『人間関係がニガテでもうまくいく天職ガイド』刊行!- 電氣アジール日録
http://d.hatena.ne.jp/gaikichi/20050901#p1