すらいむがあらわれた

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まとめ フィリピンのラングリッチカレッジに1週間だけ留学

9/16〜9/22の間、
最近流行のフィリピン英語留学をしてきました。…1週間だけ。
夏休みがこれだけしか取れないからですが、まあ多くの会社員はそんなものです。


あらかじめ1週間ではほとんど効果がないと聞いてましたが、
確かに実際1週間過ごしてみて、授業を受けるコツをつかんだかな?というところでもう帰国になってしまいました。
気分は昨日フィリピンに着いたばかりのようで、1週間経ったなんて思えない。まるでタイムスリップしたような気持ちを感じつつ無事帰国しました。

  • 効果について

まずlistening。
さて1週間では効果がないと言われていたものの、帰国してから英会話教材のCDを聞いてみると、出国前よりもずいぶん聞き取りができるようになっていました。文章の中の単語がかなり判別できるようになりました。
これは1日何時間も一生懸命フィリピン人の先生のの英語を聞いていた効果でしょうか
しかし飛行機内のアナウンスは8割聞き取れず、またレストランなどで隣が英語でしゃべっていてもその内容はほとんど聞き取れません。
CDなどの教材や自分に向けて話してくれた会話なら聞き取れるものの、周囲がざわついていたり、専門用語の羅列だったり、文脈の取れない会話の場合はまだ聞き取りはできません。


そしてspeaking。
speakingについては留学の約2ヶ月前からオンラインのラングリッチをほぼ毎日受講し、1日25分間、基礎英会話テキストや発音テキストの勉強をしていました。
つまりオンライン2ヶ月 + 留学1週間の合わせ技になりますが、
その効果がこちら↓


■Before(3月のセブ旅行)
フィリピンのデパートである商品のサイズ違いが欲しくて
店員さんに英単語と身振り手振りで意思疎通を試みる。
が、「Sorry...I can not understand Chinese...」という反応が返ってくる orz


■Arter(今回)
フィリピンにて、
相場の倍の値段を吹っかけてきたタクシー運転手と値段交渉したり、
「チップくれ」プレッシャーをかけつつ話しかけてくるタクシー運転手と2,30分世間話しながら空港まで移動したり。
もちろん自力で現地のホテルに泊まったり買い物したりも余裕。


劇的な効果ではないだろうか! (`・ω・´)
もちろん、まだ発音もおかしいし、話すときの文法はかなりめちゃくちゃですが、以前は単語の連発しかできず会話は成り立っていなかったのですごい進歩です。これで旅行会社に頼らずに海外旅行できる♪

  • 学校について

ラングリッチカレッジ
http://langrich-college.com/
1日のながれ
http://langrich-college.com/plans/schedules
留学費用
http://langrich-college.com/pricing


1日8時間のコースを受けてきました。
1週間受講した感想として8時間コースを受けるなら2週間程度が限度かな、と思います。
予習復習をする時間が足りない(汗 1,2週間滞在の超短期留学生はフィリピンの学校で思いっきり英語を喋りまくり、聞きまくって、帰国してからまとめと復習をするのがいい。
でも3週間以上の滞在の場合は6時間にしたほうがいいと思う。8時間だと予習復習がまにあわなくて習ったことが身に付かないし、たぶん疲れてダレる。


以下、あくまで私の感想です。


先生たちはフレンドリーで明るかった
先生たちは20代前半でフレンドリーで明るくて元気。
発音も聞き取りやすいです。
先生たちの元気さにつられて気軽に英会話できました。


とにかくたくさん喋れた
私は発音、ニュースレッスン(VOA/TED)、Business Englishを教わったのですが、
どの授業でも話の流れに合わせて、時には脱線してずいぶんといろんな雑談をしました。
この雑談で英会話の「授業」ではないホントの英会話ができたし、フィリピンについてのいろんな話題を話し合えました。私の英語はもちろんめちゃくちゃだったはずですが、先生たちがちゃんと会話につきあってくれたこともあって、想像以上に喋れました。


ご飯は十分食べられた
ご飯の写真はこちら↓。
http://photozou.jp/photo/tagged/104571/langrich_meal
私の適当な写真ではおいしそうに見えないのですが、実際には十分おいしかったです。
料理は日本食風の何か、という感じ。とんかつ風とか肉じゃが風とか。鶏肉がたくさんでました。
DSC_0131
DSC_0131 posted by (C)kanpan
ある日のご飯。鶏から揚げがおいしかった。


DSC_0099
DSC_0099 posted by (C)kanpan
これは食堂のマンゴーシェイク。60ペソ。
甘すぎなくておいしい。


さらに最近では日本の炊飯器が導入されてご飯がよりおいしくなったそうです。


お部屋は快適だった
相部屋(2人部屋)でした。
きれいだし、十分広くて、クーラーも扇風機もある。
シャワーの水はけが多少悪いけど、セブのそれなりのホテルでもこんなもんだったりしたのでそれほど悪いと思わず。
他の人の留学体験記ではアリが出る!などという話もありましたが、私の滞在中には部屋の中で虫に遭遇しませんでした。


学校で買えるテキストはいまいち
ラングリッチの広報でもアナウンスされていましたがテキストは持参したほうが良いです。
現地の先生はこっちで販売しているテキストを使っての教え方に慣れているだろうから学校で買った方がいいだろうと期待したのですが、どうもそういうことはなさそうでした。


発音とVOA/TEDはレッスン方法がある程度確立しているがそれ以外はフリースタイル
他の学校では「○○メソッドを導入」などと掲げているところが多いのですが、
ラングリッチでは発音とVOA/TEDは学校が作った教材があって、ある程度授業の流れがあるものの、
その他は特に決まったテキストや教え方はないようで、教わる側が自分でこういうことをこういう風に勉強したい、と自ら先生に伝えてやってもらわないといけない。そうしないとフリートークに流れていきがちです。
1、2週間ならいきあたりばったりでもいいけど、それ以上の期間の場合は授業スタイルを上手く作り上げられないと上達できなさそう。
ただし、フリースタイルでレッスンできる所がラングリッチの良さでもあるので、
留学前に自分でレッスンスタイルを考えてきたほうが良さそう。


英語漬けにはなれない
ラングリッチは生徒が日本人なのでどうしても生徒どうしの雑談に日本語を使ってしまいます。
生徒がみんな日本人なのは自分の学習に専念する為によいですが、授業時間外に日本語を聞いてしまうと思いのほか脳が英語モードから日本語モードに切り替わってしまいます。
それに日本から来ている他の皆さんも学生やら社会人やらいろんな人たちがいて面白いので交流するなって言うのも無理(^^;
それにもし生徒に日本人が少ない学校を選んだ場合は韓国人が多くなりがちなので韓国語漬けになってしまうかも。


また、これはこの学校に限らないことなのですが、フィリピンの人たちは日頃は現地語であるタガログ語やセブアノ語で会話するので、授業の合間や授業後の先生達の雑談や、学校のスタッフさん達の会話は現地語です。
なので、授業時間以外で自分の周りに飛び交っている言葉は英語以外の言葉なんですよね。


これはこれで、例えば日本以外の国(とくにアジア圏など)で実際に生活した場合はこんな感じになるのかなーという体験として面白かったです。
もしまたセブに英語を勉強しにくる機会があれば「学校内は英語オンリー」のところに挑戦するのもいいかもしれない。

  • フィリピン(セブ)について

日本だとだいたいどこでも安全なのですが、
こっちではどういう場所に行くかによって安全度は変わる。
たとえば街中は雑然としていて、ふらふら歩きながらスマホで写真取ったり、Google Mapで地図を見ながら歩いたりというのはしづらい雰囲気。
一方きれいででっかいショッピングセンターには警備員がいて、中は安全そう。
現地のスタバみたいなカフェでテーブルの上にスマホを放り出してのんきに雑誌を眺めていても盗難の心配はなさそう。
けど、店でかかる値段はだいぶ違う。


時には強盗が乗ってくることもあるというジプニーは1回8ペソ。一方タクシーは初乗り40ペソ。
これが日本では体験しない、お金で安全を買う、ということなのかな…。


それとセブ市内の大気は排気ガスでかなり悪かったです。
ジプニーに乗ってみたかったのですが、渡航前に風邪を引いて喉の調子がいまいちだったため今回は市内の大気に耐えられず断念。また来ることがあれば今度は乗ってみたい。

  • まとめ

私のもともとの英語力がたいしたことないので、真剣に英語を勉強している人からみたら参考にならないかもしれませんが、私にとってはこの1週間は「成功」でした。
今まで海外旅行といったらツアーだけで移動はバスから出してもらえず目的地についたらガイドに引率されて行動するのみだったのが、自力で海外に行って行動できるようになれたので(^^)v