すらいむがあらわれた

こまんど >  たたかう  にげる

Tech・Ed Yokohama 2004 4日目

聴いたセッション。
T1-411 次世代開発手法 Software Factory
T5-418 Web Service Enhancements 2.0 を利用したメッセージング アプリケーションの構築
T5-409 上級者のためのASP.NETプログラミング
T2-368 SQL Server 2005:XMLテクノロジー
T4-328 Windows Rights Management(RMS)の企画、展開と管理
Archtecht Salon「.NET、J2EEの両立は可能か?」

初日の萩原さんのセッションで「Software Factory」という言葉を聴いたような気がしたので、このセッションを選んでみた。「Software Factory」とはそのまんま「ソフトウェア工場」という意味で、ソフトウェアを工業製品のように大量生産したいということらしい。聞いただけで反感を覚える。Visual StudioなどMSの開発ツールはどんどん便利になっているが、それらを作っている人や推進している人たちの考えていることはこいうことなのだ。プログラマーはそういうことを意識して、いかに彼らに使い捨てられないか、考えて生きていかないと。「便利だよ〜」って次々差し出されるツールをありがたがるばっかりじゃ彼らの思う壺だろう。

  • Web Service Enhancements 2.0 を利用したメッセージング アプリケーションの構築

Amazon.co.jpの吉松さんのセッション。このセッションでもAmazon Webサービスを使ってのデモが見られて自分としてはとてもお得。
このセッションはSOAPメッセージングについてのもので、WSE2のメッセージングのAPIをつかえば、WebサービスからのレスポンスをXMLのまま受け取ったりできるらしい。その他いろいろできるらしい(結局よくわかっていない)。ともかくWSE2.0は便利そうな気がしたので試してみたい。
WSE2.0
http://msdn.microsoft.com/webservices/building/wse/default.aspx

  • 上級者のためのASP.NETプログラミング

ASP.NETのテクニックを次々に10個紹介するセッションでした。他のセッションはすごい技術をいろいろ見せられたあげく、でもリリースはまだ先でおあずけ状態でしたが、このセッションの内容は即使えるものでした。各テクニックの細かい内容は覚えていないのですが、今日の資料を見ながらヘルプをあさっていけば再現できそうです。

XML Queryの話が聴きたかったのですが、話がそこに進む前に時間切れで終わってしまいました。

  • Windows Rights Management(RMS)の企画、展開と管理

コンテンツ保護についてのセッションではあったのですが、あくまで社内向けのシステムの話でした。どちらかというと著作権保護よりも企業の秘密保護用のシステムで、デジタルコンテンツをWeb上で販売する際のコンテンツ保護に役立つ話を期待してしまっていたので外れ。でも、大口の販売先などがあればRMSをいれてもらってコンテンツ保護をするということもありかもしれない。

  • Archtecht Salon「.NET、J2EEの両立は可能か?」

パネリストの米持さん(IBM)と萩原さん(MS)がなんだかかみ合ってない印象がした。米持さんはプロマネ寄りの発想をしていて、萩原さんはあくまで技術的な視点から話をしていた。
.NET、J2EEの両立というよりはもっと抽象的な話に終始していた。もっともMSのイベントでIBMの人とMSの人がバトルというわけにもいかないのでしょう。
会社の看板を背負った人ではバトルは無理そうなので、ここはひとつコミュニティ同士で対決してほしい。8月半ばに見に行ったLL Weekendでは各言語の代表がいい感じで競い合っていて、ある言語の代表がこんなに簡単にできますよ〜って実演すると、他の言語の人もうちもできる、なにをこっちだって、と対抗意識をみせていた。そんな感じのバトルを希望。