すらいむがあらわれた

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文楽を観た

両親と両親の友人と一緒に国立劇場文楽を観に行きました。無形重要文化財人形遣いの人が出演するとても人気のある講演らしいのですが、両親の友人の方が前から2列目のよい席をとってくれました。
観たのは「近江源氏先陣館」と「冥土の飛脚」。
近江源氏先陣館」は鎌倉時代の侍(御家人?)の話。以前も文楽の「国性爺合戦」を観たことがあるのですが、こういう侍ものの価値観にはついていけません。
主人公の侍のの義だの忠だのを守るために、妻、子供、母が次々自害し、その死屍累々の横で主人公とその仲間が「これから一緒にがんばろう!」と男の友情をかわしあうという…。
女子供は自殺するために存在するものなんですか、そうですか。。。
冥土の飛脚」は恋愛ものです。飛脚屋の若い入り婿が女郎に惚れ込み、客の金を使い込んで駆け落ちしてしまう、というストーリーです。いつの時代も人間のやることは変わりませんね(w
ストーリーもわかりやすいし、人形の動きもコミカルなのでおもしろかったです。
江戸時代の飛脚屋って手紙じゃなくてお金を運んでたんですね。銀行のような役割をしていたそうです。歴史の知識もちょっと身に付いてお得。