すらいむがあらわれた

こまんど >  たたかう  にげる

ビッグイシューと陽気なホームレスの復活戦

ビッグイシュー」は東京や大阪など大都市でホームレスの人たちが街頭で販売している雑誌で、この本は「ビッグイシュー」を売っている人たちについてのルポです。

ビッグイシューと陽気なホームレスの復活戦―THE BIG ISSUE JAPAN

ビッグイシューと陽気なホームレスの復活戦―THE BIG ISSUE JAPAN

この本のライターさんのページはこちら。ここでも「ビッグイシュー」についての記事が読めます。
http://www.geocities.jp/onna_juku/index.htm
ビッグイシュー」は一冊200円で、販売する人は一冊90円で仕入れ110円が取り分になるそうです。書店での雑誌の利益は定価の2割、200円の雑誌だったら40円の利益しかないことに比べると良い取り分です。
売る人によっては1日40冊も売り、月の収入が13万円以上もあります。フリーターよりも稼いでるじゃん!もちろん一日中立ちっぱなしの街頭販売で雑誌を売る仕事は楽でなく、誰でも同じように売り上げが上がるわけではないので向く人と向かない人がいるでしょうね。
雑誌の街頭販売というひょっとしたら今時のニートやひきこもりどもにはつとまらないかもしれないつらい仕事を続けられるような人がなぜホームレスに?と思うのですが、店の経営に失敗して借金を負ってしまったとか妻と子に先立たれ生きる希望を失ってしまったとか技術は持っているんだけど高齢のため職がなくなってしまったとか個人ではなんともできないような理由でホームレス生活になってしまったそうです。
新宿西口で「ビッグイシュー」を売っている人は元内装職人で、販売用の台車を自作したのだとか。そういえば毎朝出勤前に小田急前を通るとそれらしき人がいるなあ。こんど一冊買おう。