すらいむがあらわれた

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WikipediaのライセンスはなんでGFDLなんだろう?と考えてみました

結論からいうと、WikipediaのライセンスがGFDLなのはスジが通っていると思いました。(再利用しにくいけど。。。)

会社でWikipediaのデータを使えないか、という話がでて、GFDLを読んでいるのですが、周囲の反応は「こんなライセンスで本当につかえるの?」という感じ。会社の人に「なんでこんな長々と書くんですかねぇ。自由につかってくださいとだけ書けばいいのにねぇ」と言われました。私もGFDLの条文とWikipedia:著作権を読んでいて頭痛がしてきました(_ _;

で、なんでGFDLにしたんだろう?とつらつら考え始め・・・
まず、Wikipediaに書き込む人ってどう言う人なんだろう?と考えてみると、個人でホームページをつくって、なおかつそのコンテンツとして「おいしいラーメン店マップ」やら「お気に入りのアーティストの情報」やらを書き込むタイプの人ではないかと思いました。
最初は自分の情報整理用のつもりがいつのまにか熱がはいってさらに多く、詳しく、新しく、正確にとデータベースの更新に情熱を傾けていきます。しだいに自分のサイトに固定ユーザーもついてきて、手が抜けなくなってきます。ですが、このころになるとそろそろ同じテーマでサイトをつくるのに飽きて来て、更新が面倒になり始めているのです。でも固定ユーザーもいるし、サイトを閉じるのはもったいない・・・などと思っている頃、ネットサーフィンしていたら自分と同じテーマでより詳しいサイトを発見!一気に自分のサイトを更新する気をなくし、放置、せっかくつくってきたデータベースは陳腐化してネットのゴミデータに。。。(というか、自分がそういうタイプだ)

そういう人たちがWikipediaを見たら「これは便利!」と思うのではないでしょうか。自分の知っていることだけ書いておけば、あとは他の人が追記してくれるのですから。飽きて自分でやめても他の人が書き続けてくれるので気が楽です。同じテーマに関心をもつ同行の士も見つかるかもしれません。

で、自分がある程度書いたデータに他の人が追記してくれてさらにいいものになった場合、そのデータをつかいたいですよね。でも、

  • 自分「追記ありがとう! これボクのサイトでもつかっていい?もともとはボクが書いたんだし」
  • 追記者「えっ!ダメ!追記したんだからこのデータはもうこっちに著作権があるんだ。ダメ!」
  • 自分「ガーン!!! (>o<)」

という事になったら凹みますよね〜。

こういうことを避けるためには、ただ「自由にお使いください」というライセンスではなくてGFDLに意味があるのだろうなあ、という結論にとうたつしました。

でも、GDFL分かりにくいです(;_;)
特に履歴の扱いが。。。