Windows ServerにWindows UpdateをしないとIE11でサイトが動かなくなることがある

秋も深まり日に日に寒さが強まってくる今日この頃。
さらに背筋が涼しくなる話題をお届けします。

あるところに諸事情によってWindows UpdateができていないWindowsサーバーがありました（ひ〜！）。
そしてそのサーバー上ではASP.NET製のサイトが動いていました。

Windows8.1が公開された後のある日、IE11からそのサイトを見るとなんとサイトの一部が動きません。
そういえばIE11からUser Agentから「MSIE」の文字が消えた筈、その影響ではとIE開発者ツールでUser Agentを偽装してサイトにアクセスすると問題なく動きます。
しかしサイトの問題はCSSやJavascriptではない様子。プログラムの中でも問題に関係ありそうな箇所でUser Agentに依存した処理はない…。
一体何で…？

どうやらWindowsサーバーがIE11を未知のブラウザと認識しCookieが正しく処理されないようです。
解決方法はWindows Updateをちゃんとあてることでした。
Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、および Windows Server 2008 R2 用の .NET Framework 4 の更新プログラムについて (2013 年 6 月)
http://support.microsoft.com/kb/2836939

問題 1

Amazon Kindle Fire 2 デバイスのブラウザーを使用して ASP.NET ベースの Web ページにアクセスする場合、その Web ページでポストバック イベントをトリアージすると、次の JavaScript エラー メッセージが表示されることがあります。

問題 ２

Internet Explorer 10 以降を使用して、ASP.NET ベースの Web ページ上の更新パネル内にある ImageButton コントロールをクリックすると、部分的なポストバック操作が失敗します。また、サーバー側のクリック イベントが起動されません。

__dopostback undefined in IE 11 on windows preview 8.1
http://stackoverflow.com/questions/17673649/dopostback-undefined-in-ie-11-on-windows-preview-8-1
Troubleshooting and Fixing Session Cookie Problems in IE11
http://blogs.msdn.com/b/cjacks/archive/2013/07/02/troubleshooting-and-fixing-session-cookie-problems-in-ie11.aspx

Windows Updateにも新しいOSに対応する処理も含まれてるわけです。
業務をとめられないから、イントラネットでしかつかわないから、インストールしているアプリは変更しないからという理由でWindows Updateをやらないといつか急にシステムが動かなくなることがあり得るのですね。
Windows Updateはやっぱり大事。（当たり前だけど。）