すらいむがあらわれた

こまんど >  たたかう  にげる

スーパーサイズ・ミー(ネタバレ注意!)

観てきました。
http://www.supersizeme.jp/
映画館に行ったのは4年ぶりくらい…。渋谷のシネマライズにて。
朝10時40分からの回でみたんだけど、けっこう行列ができていて座れないかもと思ったのですがなんとかセーフ。シネマライズってミニシアターかと思っていたら結構大きいんですね。


さて「スーパーサイズ・ミー」について。
一ヶ月間、マクドナルドの商品のみを食べてすごすと人間の体はどうなるか、監督自らが体をはって実験したドキュメンタリーです。
以下のルールがあります。


ルール1 マクドナルドのメニューにあるものしか食べてはいけない。飲み物も同様。
ルール2 「スーパーサイズ」を勧められたら断らない。
ルール3 すべてのメニューを必ず一度は食べる。
ルール4 朝・昼・夜の3食すべて残さず食べなくてはならない


このルールがちょっと無茶な気もしますが、結果は一ヶ月で体重10キロ増、肝臓はアル中同然の状態になったそうです。増えた体重をもとに戻すのに1年以上かかったらしいです。


ルールがムチャとはいえ、ここまでの状態になるとは…。
映画を見ていると、監督がどんどん膨れていくのがよくわかります。


マクドナルドが悪い、というよりはすでにアメリカ人の食生活がファーストフード漬けになっているようです。学校の給食ですらファーストフード。映画のなかでは何度も風船のような体系をしたアメリカ人が出てきます。
カロリーってなんですかって聞かれても答えられないし、ダイエットも時間がない、とても続けられないと関心が低い。ファーストフード会社の企業戦略にも問題がありますが、そもそもそういう企業戦略を許しているのはアメリカ人の食生活への無関心が原因ですね。


それにしても一企業を名を挙げて(隠してもどうせわかると思うけど)ここまで批判した映画ができるって、アメリカはなんだかすごいですね。
日本なら吉野家(or松屋)で3食すましている人が結構いそうなんですが、こんな映画は作れないだろうと思う。まあ吉野家とか松屋は定食もあるからこんな映画ができるほどひどいことにはならないでしょう。