すらいむがあらわれた

こまんど >  たたかう  にげる

図書館のレファレンスサービスとWebのQ&Aサービス

smashmedia: 中田が手にしていた本
http://takeshi.sub.jp/blog/archives/000646.html


オンライン書店bk1」では、はてなのシステムを導入して「bk1はてな」というサービスをしています。
http://bk1.hatena.ne.jp/


以前、私は図書館員と書店員のバイトを掛け持ちでやっていたことがあるのですが、お客さんから、〜というテレビ番組で見た本とかラジオで誰それが紹介していた本なんだけど署名も著者名もわからないという質問が時折ありました。こういうケースはたいてい探している本が見つからない。
図書館内や店内の検索システムには署名、出版社、著者名の情報はそろっていても、「今テレビでやっている」というリアルタイムの情報は入っていないからです。もちろん仕事しないでテレビやラジオを見聞きしてはいられないですし。


大きな規模の市町村立図書館や大学図書館ではレファレンスサービスといって、利用者の質問に応じて、年鑑や白書や百科事典などを調べ、参考資料を探すという仕事をしているところもありますが、テレビ番組の内容などはまず調べられません。そういう資料がないのです。


bk1はてな」では「テレビの中継で中田選手が手に持っていた本」といった質問で13分で回答が出たのだそうです。


図書館のレファレンスサービスにしても、Googleで検索するにしてもすでに誰かが書き込んだ情報しか探すことができないわけで、こういうリアルタイムな質問に対してはQ&Aサービスが向いてますね。


図書館のレファレンスサービスとはどんな仕事なのかについては、下記の本を読むとよくわかります。東京都立図書館のレファレンスサービス係の業務日記です。インターネットがない時代は紙の資料の大海を一生懸命サーフしていたわけです。