すらいむがあらわれた

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上司は、なぜ若手を育てられないのか。

上司は、なぜ若手を育てられないのか。(編集長・前川タカオの「編集前記」/Tech総研)
http://blog-tech.rikunabi-next.yahoo.co.jp/blog/maekawa/50

一方で、上司たちといえば、
膨大な仕事を抱えて余裕がないうえに、部下をもった経験が乏しい。
自分が若手のころと人事制度や雇用環境も様変わりしており、
経験値で部下に何か語ることができない。

以前、弟が契約社員として何社かの工場を渡り歩いてたんですが、仕事を教えてくれる正社員がいなかったと言っていました。
なんでいないのか、というと、バブル期に大量に入社した人たちは、一見同じように出世しているように見えても、実際に部下の育成などをまかされる人は一握りしかいなくて、バブルがはじけて不況になるとそういう能力のある人は現場から本社などに連れて行かれてしまったらしいのです。
現場に残っているのは部下を持ったことのないような人ばかりで、そういう人は口では「仕事は見て覚えろ」というものの、実は部下を育てた経験がないので仕事を教えようにも教えられないのだとか。
弟に仕事を教えてくれたり、相談相手になってくれたりしたのは定年退職後、契約のような形で働きにきている人だったそうです。「仕事は見て覚えろ」と言うにしても「見せ方」というものがあり、見せる相手の性格によってやりかたを変えたりするんだそうです。その人は「若い奴に教えるのは、おもしろいんだけどよ、疲れるんだよ」と言っていたそうです。